耐久性シャトルとは
検定結果や検査で確認できない「シャトルの耐久性」を一貫生産を行うことで高レベルで実現し、OEM生産では再現できない高品質・品質の均一化で、耐久性と性能の両方を実現したシャトルのこと。
検定球は飛行性能や飛行距離集中をチェックしますが、耐久性についての検査は行われていませんので、シャトルの耐久性を公平に確認する方法がないのが現在の問題点です。
しかしシャトルの製造工程や流通経路、これまでの実績を踏まえたシャトル選びを行うと、耐久性シャトルはどれなのかということが簡単にチェックすることができます。
この記事を読んで欲しい人
- バドミントンクラブの代表者
- バドミントンクラブのシャトル責任者
- 中学校のバドミントン部の顧問の先生
- 高校のバドミントン部の顧問の先生
- シャトル購入代金を安くしたい全ての人
バドミントンをプレイし続ける上でシャトルに関する費用は継続的に発生し、シャトルの質が練習や試合結果に直結しますので、とにかく質が高くて長く使えて購入代金の安いシャトルを探している人に耐久性シャトルはおすすめです。
耐久性シャトルを導入するとシャトル費用は安くなるのか?
実際にシャトル代金がどの程度安くなるのか?
私の周りで耐久性シャトルを利用している人の声を聞くと、「従来の3分の2になった」という人が多いように思います。
重要ポイント
当然シャトルの質は落ちていませんし、羽が1枚だけ折れてすぐに使えなくなる頻度も大幅に低下。
コスト削減の一番の失敗は、Amazon等で1,000円台の色付きの羽を使ったシャトルを買ったり、新品なのに羽が不揃いなシャトルを買ってしまうこと。
耐久性を追求したシャトルでも、見た目や性能が明らかに低下するような商品は絶対に選ぶべきではありません。
中学校や高校のバドミントン部の顧問の先生ならば、そんな選択はしないと思いますが、予算の少ないバドミントンクラブだと我慢してそういう商品を選ばなければならないこともあるでしょう。
耐久性だけを追求したシャトルだと打感は全然違いますし、飛距離も挙動もバラバラなことも。
どれだけ耐久性があっても、練習にならないようなシャトルを買ってしまうのが一番の失敗です。
私のおすすめする耐久性シャトル以外にも、安くて耐久性があるシャトルはあるかもしれませんが、そういう商品で満足できる人はきっとこの記事を読んでいないと思いますし、それで満足できるなら問題ないですよね。
耐久性シャトルを選ぶメリットとは?
耐久性シャトルを選ぶメリットはシャトルの購入費用を抑えつつ、チャンピオンシップレベルのバドミントンの練習やプレイができること。
耐久性シャトルのポイント
- 飛行性
- 耐久性
- 飛距離集中度
- 打球感
耐久性シャトルはこれらの条件を兼ね備えていますので、安かろう悪かろうということはなく、練習にも試合にも使えますし、試合の後に練習球として再利用することができます。
ゲーム使用後にノックや基礎練習に使えるほど、1つのシャトルを様々な状況で使いまわしできるので、シャトル購入費用を抑制できるというわけ。
耐久性シャトルがおすすめな人
- シャトルの消耗量が激しいチーム
- コストパフォーマンスを追求したい人
- 部費のやりくりが大変なクラブ
- 新品のシャトルで練習したいチーム
上記のいづれかに当てはまり、現在使用しているシャトルに不満を感じているのなら、耐久性シャトルを一度は試してみるべきではないでしょうか。
これまでも多くのバドミントンクラブ、中学校や高校のバドミントン部が耐久性シャトルを採用することで、シャトルに関するコスト面を中心とした悩みを解決しています。
シャトル専門メーカーなので、購入費用やプレイヤーのレベル、使用状況に合わせたシャトル選びができるのも耐久性シャトルのおすすめポイント。
耐久性シャトルを選ぶデメリットとは?
耐久性シャトルのデメリットは、初めて使うメーカーのシャトルで購入時には不安があるということ。
バドミントンのシャトルは実際に打ってみないと打感や性能、耐久性もわかりませんし、小ロットで注文すると送料が高くなってしまうこともあるでしょう。
そんな状態で大量発注をするのは難しく、シャトルを切り替えるという判断をすることに重圧を感じる人もいると思います。
しかし私が耐久性シャトルと呼んでいるのは、シャトル専門メーカーのシャトルで日本のシェアは2位だと言われているRSLのシャトル。
耐久性シャトルがおすすめできない人
- 天然コルクしかシャトルとして認めない人
- 部費や運営費が潤沢にあるクラブ
- 世界最大規模のシャトルメーカーを信じられない人
ヨネックスの天然コルクのシャトルの打感には敵わないかもしれませんが、第1種検定球も製造している信頼できるメーカーです。
天然コルクが一番だと思っているかもしれませんが、天然コルクにも問題があるので後ほど紹介します。
総合的に判断すると、そこまで不安を感じる必要なく購入することができるシャトルではないでしょうか。
シャトル製造工程でわかる耐久性シャトルと一般のシャトルとの違いは?
私が耐久性シャトルとして、RSLのバドミントンシャトルを推奨しているのが、シャトルの製造工程が全く違うから。
自社で一貫生産していることで他のメーカーとどれだけ違うレベルの品質コントロールができるのかということが、この図を見ればわかるでしょう。
RSLのシャトル製造工程から販売までの流れとは?
原毛の仕入れから全ての段階を自社で行っていることで品質管理が徹底でき、粗悪な状態の羽が混在することもなく、常に一定品質の商品を製造・販売することができます。
一般的なメーカーのシャトルの販売までの流れとは?
日本で販売されているシャトルの9割以上のメーカーが、OEM生産でシャトル製造を工場に依頼しており、工場側にどれだけ細かい指示を行っても、出来上がった商品を仕入れて販売することしかできないので、自社で十分な品質管理を行うことができていません。
最近は中国や台湾から輸入したシャトルのラベルを張り替えて、自社商品のように見せかけて転売しているブローカーのような人も増えており、シャトルの価格こそ安くなっていますが、品質も価格に見合う残念なものになっています。
Amazonや楽天市場などで、高品質+耐久性を実現した商品というアピールをしているのに、驚くような低価格で販売されているシャトルを見たことがある人もいらっしゃるでしょう。
そのほとんどが転売ブローカーですので、本当に品質がよくて耐久性のあるシャトルを購入することはできませんので注意してください。
RSLは世界の原毛の30%を仕入れるメガファクトリー!
どれだけ自社で一貫生産していても、羽毛のように完全に一致するものがない原材料を使ってシャトルを作るわけですから、大量の羽毛を持っていないと意味がありません。
1個のシャトルに必要な羽毛は全部で16枚。
その16枚の羽が全て異なる水鳥から採取されたものであることもザラな世界なので、どれだけ同じような状態の羽から1個のシャトルを作れるのかということも重要な要素です。
RSLはバドミントンシャトルの専門メーカーであり、世界の原毛の30%を確保しているとてつもなく大きな会社なので、同レベル原材料が揃わないということはありません。
バドミントンメーカーでここまで大量の原毛を仕入れることができるところはなく、他社のシャトルと比較しても高品質な商品を作り続けることができるのも納得できますよね。
実際にRSLのシャトルを使って高品質なことも確認している私だから、RSLのシャトル=耐久性シャトルと呼べる唯一の商品だと強く実感しています。
RSLのシャトルが高品質なのに低価格な理由は直販だから
耐久性シャトルとしておすすめしているRSLのバドミントンシャトルですが、とことんコスト削減にこだわっています。
RSLのコスト戦略
- 自社で一貫生産することで利益構造の見直し
- 大量生産&大量販売で生産コストの低下
- メーカーが直販することで販売コストの削減
- 国内に旗艦店やショールームがない
中学校や高校のバドミントン部の顧問の先生でも、みんなでやっているバドミントンクラブのシャトル担当者でも誰でもメーカーと直接取引できるので、販売に関する余計なコストが発生しません。
高品質なシャトルを誰でも1本(12個入り)からメーカーから直接購入できるのは、RSL以外にないのではないでしょうか。
RSLは必要な分しか国内に仕入れていないので、長期在庫品で品質が劣化しているような商品もなく、工場出荷時の良い状態のまま手元にシャトルが届くというメリットも。
高品質なシャトルを選びつつシャトルの購入費用を下げたいと考えている全ての人に、RSLのシャトルはおすすめです。
RSLのバドミントンシャトルを耐久性シャトル認定した理由は?
耐久性シャトルとしてなぜ私がイギリスのバドミントンシャトルメーカーであるRSLを一押しするのか?
その前にちょっとした小ネタを紹介するとRSLとはイギリスで1928年に設立された会社で正式名称は「Reinforced Shuttlecocks Ltd.」です。
Reinforcedを日本語に訳すと
- 強化された
- 補強する
- 増強する
などの意味になるので、社名からして強化されたシャトルを作る会社ということなんです。
そして社名だけではなく、バドミントンシャトルにおける2つの大きな変革を行って耐久性や強度と、飛行性や飛距離集中度などの性能を大幅にアップさせたから。
誰もが使っているバドミントンシャトルの原型を作ったのが、RSLという会社なんです。
シャトルのかがり糸を2段にして耐久性を向上
今でこそ、バドミントンのシャトルのかがり糸が2段になっているのは普通のことですが、実は20世紀前半までシャトルのかがり糸は1段だったんです。
しかしそれでは強度が弱くすぐに壊れてしまうこともあり、RSLが苦心の末に生み出したのが、現在のシャトルの原型になった2段のかがり糸。
かがり糸を2段にすることで強化シャトルという新たなコンセプトの商品を販売しだし、耐久性の高いシャトルを製造・販売するメーカーという地位を獲得しました。
2層構造特殊ベースというコルクベースの開発
YONEXのバドミントンシャトルの打感が良いのは天然コルクをしようしているからですが、天然コルクにはデメリットがあるんです。
それはバドミントンに使われるよりもワインの栓として優先的に使われて、世界的に上質なコルクは奪い合いになっており、コルクの品質も昔よりも悪化しているから。
天然コルクはコルクの木の皮を剥いで作りますが、コルクの気泡にムラがありそれが耐久性や打感、飛距離等に悪影響を与えることもあります。
高品質のコルクの供給量が減少したことで品質管理に悩み、RSLが新たに生み出したのが、2層構造特殊ベース(樹脂+パウダーコルク)というコンセプト。
上記写真を見ればわかりますが、コルクの断面がくっきり2層に分かれていますよね?
これがRSLが開発した2層構造ベース(特殊樹脂+パウダーコルク)の特徴です。
機械的にコルクを処理することで、天然コルクよりも品質が一定で耐久性能まで向上させることができるようになりました。
今や世界のバドミントンの主流は、2層構造ベースを採用したシャトルになっていますので、ここでもRSLの開発力と技術力が世界のシャトル市場に大きな影響を与えているんです。
中学校や高校のバドミントン部でRSLのシャトルは評価されている
ここまで細かい説明をしても、あなたは耐久性シャトルとしてRSLのバドミントンシャトルが適正であることに異論を唱えますか?
価格については先ほども紹介したように、メーカーが直販しているので、とても安価で高品質のシャトルを購入することができコスパは十分でしょう。
RSLの公式通販サイトには「国内の3校のうち1校以上もの利用実績があるシャトル」という記載もあるほど、中学生や高校生のバドミントン部が利用しています。
私の時代はYONEX一色だったので、YONEXばかりなのではないかというイメージが有りましたが、やはり練習で大量にシャトルを消費する事を考えると、部費でYONEXのシャトルを書い続けるのは難しいのですよね。
私達も部費が厳しい時はYONEX以外の格安メーカーのシャトルでプレイしたり、新品で練習することもで来ませんでしたから・・・。
ちなみに部活の後輩にRSLのシャトルについて聞いたら、自分たちも使っているし、県内屈指の強豪校でもRSLのシャトルを使っているとのこと。
実際に使ってみると品質と耐久性、それにコスト面のバランスが良いことがわかり、使い続けてしまうのでしょうね。
RSLのおすすめバドミントンシャトル一覧
ここまで紹介してきたようにRSLのシャトルは、バドミントンプレイヤーの永遠の悩みのひとつであるシャトル費用に関する不満やストレスを解決してくれます。
実際にどのような商品ラインナップがあり、それぞれのシャトルにどのような特徴があるのかも気になると思います。
RSLシャトルの商品ラインナップ
- RSL1999Yen
- ファーストステップ
- シルバーフェザー
- No.1ターニー
- シャトルファイター
上記5種類のシャトルがあり、それぞれに適正温度に応じた番号のシャトルが用意されていますので、使う環境に合わせて商品選びを行うことができます。
RSL1999Yen
RSL1999Yenは耐久性の高いRSLのシャトルの中でも、「予算を最も効果的に使える練習シャトル」として人気で、国内の3校のうち1校以上もの利用実績があるシャトル。
毎日練習するためシャトル消費量が激しい全国の高校や中学校のバドミントン部が何度もリピート購入する商品です。
低価格で飛行性能と耐久性能を持つシャトルで、学校部活や全国のバドミントンクラブに常時納品されている「RSL1999Yen」は練習用シャトルの決定版と言えるでしょう。
ファーストステップ
ファーストステップは耐久性重視の一般練習球で、社会人クラブを中心に学校部活やジュニア層にも幅広く利用されているシャトル。
水鳥シャトルを扱うメーカー各社の練習球で、2,000円から2,500円の価格帯で販売されているシャトルの中でも最も優れた耐久性能を発揮し、10年以上売れ続けている商品。
シャトルにかけられる予算が少ない人ほどファーストステップを選ぶと、購入頻度が抑えられ、コスト削減に役立ちます。
シルバーフェザー
シルバーフェザーはバドミントンの地域大会や日本バドミントン協会の加盟団体が単独で行う大会の試合球として利用されたり、強豪クラブの練習球として愛用されているシャトル。
2種検定合格球なので飛行性能もしっかり確認されていますし、耐久性能の高さから試合後の練習球として再利用できる特徴も。
普段の練習が実戦に近いゲーム形式のものを中心に行っているバドミントンクラブにおすすめのシャトルです。
No.1ターニー
No.1ターニーはRSLのシャトルの中で最も高品質・高性能で、日本バドミントン協会の第1種検定合格球だから、協会が主催する全国クラスの大会や予選、地域大会やオープン大会などでも使用されているRSLを代表するシャトル。
飛行性・耐久性・飛距離集中度・打球感の総合評価の高さから、マレーシア・タイ・香港・台湾などのアジア各国だけでなく、ヨーロッパ全土でも選ばれている商品。
世界バドミントン連盟(BWF)の公認試合球なので国際大会球としても採用されており、ハイレベルなプレーヤーの練習球としても使われています。
シャトルファイター
シャトルファイターはRSLのシャトルで唯一天然コルクベースの打ち応えを重視した一般練習球で、社会人クラブ・学校の部活等で愛用されているシャトル。
国内最大手の水鳥シャトルの打球感に合わせたことで、シャトルファイターを初めて使用したクラブの86.6%が満足するほど、打球感を損なうことなくコスト削減ができる商品。
耐久性能をアップさせるだけではなく、他社同ランク水鳥シャトルと比べて1本あたりの費用が500円以上も安くなるので、密度の濃い基礎打ち練習を繰り返し行っているクラブにもお薦めです。
耐久性シャトルを紹介している理由と、このサイトの想い。
なぜ私が耐久性シャトルという言葉を使って、バドミントンシャトルを紹介しているのか?
ここ数年でバドミントン人気が上昇し、プレイヤー人口が拡大しているもののそこに逆行するように低価格・低品質のシャトルが増え、シャトルの消耗に悩むバドミントン部やバドミントンクラブが多いことがあげられます。
有名なバドミントンプレイヤー
- 桃田賢斗選手
- 西本拳太選手
- 常山幹太選手
- 園田啓悟選手、嘉村健士選手
- 遠藤大由選手、渡辺勇大選手
- 山口茜選手
- 奥原希望選手
- 髙橋沙也加せ
- 福島由紀選手、廣田彩花選手
- 髙橋礼華選手、松友美佐紀選手
などなど、様々な有名な選手の名前が上がると思いますし、他にも注目しているプレイヤーもいらっしゃるでしょう。
バドミントンが上手くなる条件のひとつに、普段の練習でしっかりとしたシャトルを使うことが挙げられます。
しかしコスト面で良いシャトルを使えるのは試合時だけという環境にいると、練習と試合のシャトルの違いで本来の力を発揮できなかったり、そもそもの技術力がアップできないことも考えられます。
ダメにしたシャトルの数だけレベルアップできることを考えれば、少しでも性能が高く耐久性があり、その性能を発揮し続けられるものを選ぶべきでしょう。
試合結果に直結するシャトルだからこそ、本当に信頼できる性能と耐久性を発揮できるものを選んで欲しいから。
特に中学生や高校生を指導しているバドミントン部の顧問の先生には、生徒さんを少しでも良い環境でプレイできるようにシャトルの見直しも検討されることをおすすめします。